流れのままに ログ

2010年まではてなダイアリーで書いていたログの保管です。

TEAM NACS 「HONOR」 

2007.3.17 東京銀河劇場

この後に感想を書きます。ネタバレです。これから見る方は絶対見ない方が楽しめます!

18日からパスモが使えたため田舎もんの私はずい分と電車の乗り継ぎが楽ちんになりましたですよ。乗り方によって運賃の差額があるようですが、そんなことはわかりませんので、すいすい乗れたので気持ちが良かったです。いつも東京へ行ってもいわゆる観光地へはあまり行ってなかったので、前回は東京タワー。今回は浅草寺。さすがに日曜日だったのでものすごい人波。おまけに工事中でしたね(苦笑)。

では、以下感想です。


「恵織村」っていう名前の響きが好きでひそかに気にいっています。
自分の生まれた街の大切さをじんわりと染み入るような暖かい気持ちになれる舞台でした。もう少し笑いが多いかと思ってたけど、そこは予想と違ってたかな?
(私があまり笑えなかっただけで、まわりはこれでもか、って笑いが起こってたけれど)
でも笑いに持っていけるところは入れてこー、みたいな小さい数打ちはあって楽しかったです。一番笑ったのは、そこは崖だ、落ちるぞー!とフィリピン人のところのなまり具合が絶妙でツボに入りました。今回は音尾くんがかなりおかしかった!

燃やされる神木を守ろうと向っていく五作さんとそれを止めようとする二人のシーンが圧巻。
顕ちゃん演じる「五作」さんの子供たちを見守るやさしい表情が印象的。
東京で生活する3人にふるさとの木の苗を送って育てて行くシーンがなぜかぐっときた。
あの新緑の色が舞台で映えてとてもキレイだったことに感激・涙。
五作さんが病院でチビだけをわかったところが泣けたー。(姿が変わっているのに)
秀一がここにいる五作さんが死んだ魂なんだ、とわかったと同時に死を知らせる電話が鳴るところは良かったけど、どこかで見たことある、と思ってしまったかな・・・
あと大泉洋演じる秀一が唯一恵織村を離れずにいる役どころを持ってきたところがおおーそうきたか、モリーと思いました(笑)。ひとり故郷に残って仲間たちをそっと支える落ち着いた役どころをナックスで見れたことがとても新鮮でした。シゲの役の設定の伏せんが親切すぎたかな?もうちょっと「えーっ!!」とびっくりしたかった。

太鼓のところは予想していたものでしたけれど、圧巻でした。かっこいい。
その演奏のすばらしさに思わず拍手、っていう反応はすっごいわかるんだけど、一瞬お芝居の世界から引き戻されてしまいました。
お芝居の中のことなんだけど、拍手が起こることによって、あれ?と思ってしまう。でも、モリが言ってたように観客は村人なんですよ、ってことであればその意図のとおり。
私はそこでちょっとつまづいた感じになってしまいました。それでもそれをふっとばす迫力はあったとおもいます!
今回特に音楽がお芝居を盛り上げていて良かった。早くサントラがほしいです。HONOR前に違うお芝居を見ていたので、ナックスって音楽が本当に派手だったんだなーと明らかな違いを実感。

詰込み過ぎだなーという感じが見ている途中あったけど、色々なふせんが繋がっていくので家族や仲間のつながりや絆が広がって見えてそれを上手く見せているなーと思いました。思い出すとあのシーンも良かったとか、感動したシーンが蘇ってくるのがいいなーと。でもやっぱり80年を見せるのは大変ですね、どうしても、あーもう次行っちゃうのーと思うところもあるので。
好みから言うと笑って楽しませてもらって最後ほんのり感動でじーん・・・くらいがお芝居に集中できて好きです。
が!!でも、泣きのツボがいくつかというかいくつもはまってしまって、うーん・・・ちょっと泣き過ぎた感はありますかねー。故郷を思う気持ちというよりは人と人とのつながりや絆の描き方がナックスらしくて嬉しかった。

何だかまとまり悪い感想になってしまいましたが。
さて、この後札幌ではどうなっているのかな。遠いなーと思ってましたがあっという間ですね。