流れのままに ログ

2010年まではてなダイアリーで書いていたログの保管です。

楽しみな時間だった

最終回を迎えた「ハケンの品格」

最後の終わり方は、評判よければ続く、と言ったところかな。好評だから続きが描けるような終わり方。のような気もします。

まー、どうしても最終回というせいなのか、画面がばったばたしている印象がありましたけれど、ああいうエンディングで良かった。
東海林さんからの電話を声色を変えて話をしていたあたりから春子の態度がかわいくてしょうがなかったなぁー。で、最後は資格免状のたたみかけですよ。あーもう屈折しているところがかわいい(笑)。ちゃんとあの気持ちを東海林さんは理解して受け止めてくれたのかな?そう見える表情だったと思うのだけど。
でも一番印象に残っているのは、森ちゃんが春子が3ヶ月以上勤務先を継続しない本当の理由を知って、自分も同じ立場なんだと実感して契約更新を断るところ、会社を去ってビルを見上げた後のふたり、の場面でした。
私とかはとりあえず先はあんまり考えたくないので(楽しいことは別だけど)、今楽しいなら楽しい方を選んじゃうと思うのです。
最後の爆笑は空から降りてきたことです。このドラマって大前さんの資格が出てくるたびに可笑しくて。

東海林さんと賢ちゃんがメールでやりとりする場面を見ては「ホントに仕事しない会社だな」とブツっと言いたくなりましたけど(笑)、孝太郎くんが困ったときの表情が「道に迷った子犬みたい」と初めに言ったのは多分洋ちゃんだったと思います。何で見たのか忘れてしまったけれど、あれで、きっと「子犬」ってキーワードが出てきて面白かったな。
孝太郎くん演じる里中は自分に正直で、まわりが止めても意外ということを聞かないという行動が出てきた時には、何だか実のお父さんのエッセンスを振りかけているような気がしました。ちょっと変わってるくらいの人物じゃないと、変化を起こすのはなかなか難しい。

顕ちゃんは途中コメディリリーフか、と思いましたが、森ちゃんを支える姿勢や言葉がしっくりしていて良かった。洋ちゃんも役柄に合っていて、憎たらしいーと思ったり、いいこと言うじゃん、と思ったり東海林の役はとても楽しかったです。
ドラマの中でふと自分はどうなんだろう、って考えたりしてしまうセリフとかもあって、色んな意味で面白かったなーって思います。ドラマは現実とは違うけれど見ている人に頑張ろう、っていう気持ちにさせてもらえたのかなぁー。