北海道舞台塾「不思議の国の大人のアリス」

２００７年３月１０日（土）　札幌ちえりあ

ちえりあはとても見やすい会場でした。遠かったけど･･･。

見た目はとてもカラフルで動物とか出てくるし、バニーちゃんも出てくるし（ダンサーの方たちはさすがに立ち姿もキレイで違うなぁーと思いました）、子供も男の人も目で楽しい（だろう）。芋虫の動きがかわいかったなぁー。
いじめ、過食症？が入っているので重いテーマも描かれているけれど、内にこもっている女性が自分で扉を開けること、今を変えるなら過去を変えろ、と過去に自分がしてしまったことと向き合っていく様を不思議の国のアリスをモチーフに描かれていました。終わった後は明るく空を飛ぶ姿で終わるので、清水さんのイメージからするとなんてストレートな見せ方なんだろ、と思いました。（あくまでイメージです）でも、最後ってあれハッピーエンドだったんだろうか。
主人公の女性が中学生の時に自分を大切だと言ってくれた男の子が自分のせいで自殺をしたと思い込んでいる、その心の奥の苦しさ、みたいなものがもっと出せるところがあったのではないかなぁーと思いました。その部分がちょっと軽かったような気がします。
あと主人公の女性の現在の年齢が３０くらいだったと思うので、使われていた音楽が微妙に古いような（ＴＯＫＩＯとか）。でも、歌謡曲とか歌詞の入った曲が流れてくるのはけっこう好きです。

黒岩さんは相変わらず面白かった。今回のものまねはなだぎ武さんのあのネタでした。面白いんだけど、あれを唐突にお芝居の中でやられると一瞬「？」と三つくらい頭の上に浮かびます（笑）